きぐるみづかれ

暑かった……。_| ̄|○
というわけで一日中お子様を相手に愛想振りまいてたわけですが、疲れました。筋肉ぷるぷる。でも「名前を伝えておく」「また機会があったら君を指名したい」なんて言葉を頂いたのは感謝の極み。もしかしてこれ天職か? 生計立てられるならそれも悪くないかも(笑)。
さて今日もたくさんの子供を見てきたわけなんだけれども、「三つ子の魂百まで」ということわざがある。三歳児の性格は一生変わんねえって話だ。これって本当なんだろうか。
子供たちはやっぱりそれぞれに個性があって、積極的な子供も消極的な子供も、大胆な子供も慎重な子供もいるわけだ。こういうのって成長してもやっぱりそういう雰囲気は残ってるのかなあ。誰か追跡調査研究してる学者はおらんのか。
個人的には信じている。ついでに幼児教育は人生で(親が関与できるうちでは)最も重要な位置にあるんじゃないかとも思っている。いや全然そういうの勉強したわけでもないんだけどさ、なんかそんな気がしている。
きぐるみを見て泣き出す子がいるけど、泣くのは「怖い」からだ。この場合の恐怖は過去の経験で恐ろしい体験をしたからではなくて、推測のできない未知の物に対する恐怖だ。要は大人が幽霊を恐れるのと同じ。
この恐れを取り除くには、それは怖くないという経験をさせればいい。泣いていた子も、親が触って見せて、で少しずつ近づいて、自分でも触ってみる。そうすると初めて見たこれは全然怖いものなんかじゃないって事がわかる。しかもなんか、触るとふわふわあったかくて気持ち良い。すると、ぱっと笑顔になるのだ。『今泣いたカラスがもう笑った』という感じ。この顔、好きだなあ。あとはもう自分から寄ってくるようにすらなる。
初めて見たけど、怖くなかったという経験を何度も経ると、だんだん外界への恐怖心が薄れていったりとかしないもんかな。活発さや明朗さ、そして他者への労りなんかにもつながると思うんだけど。
以上、素人考え。
今回お邪魔した店舗には幼児用に車型の乗り物がある。後ろで親が押して、子供は乗ってるだけなんだけど。で、ヤンママちっくな母親が「ほら」とかいってそれの扉を開けたけど、近づいた途端に乗っている子供が泣き出した。まあこれはアフリカではよくあること。でも次の瞬間、母親は「あっそ」などと言って音を立てて扉を閉めた。(軽い扉だから怪我はしないだろうけど、当たったら痛いだろうなあ。) そのまま過ぎ去ったんだけど……なんとも。
その子の将来が心配だ。たまたまその母親の虫の居所が極限まで悪かっただけであった事を、そしてその子が立派に、幸せに成長する事を切に祈る。