ネットゲームの詐欺に現実世界の詐欺罪を初適用

スラッシュドット ジャパン | オンラインゲーム内詐欺に初の詐欺罪適用
メイプルストーリーで詐欺行為を行った24歳の男を逮捕。
ただ、これが結構ややこしい。仮想世界だけの話ではないのだ。
顛末だが、被疑者は被害者に対しゲーム内通貨を渡し、その見返りにアイテムを得る約束をした。被害者はアイテムを手に入れ被疑者に渡したが、被疑者はゲーム内通貨を被害者に渡す事はなかった。
ここで取引されたアイテムはただの仮想世界のアイテムではなく、現実世界の通貨を支払って得られるもの。(運営会社のサイトで購入する。) さらにそのアイテムは通常、他者への譲渡はできず、購入時に贈答先を指定した場合にのみ、支払い者と所有者が異なる、と。
一般的にネットゲームでのトレードは互いに渡すものを確認し承認してから実行されるのだが、この場合はそれができない。
とこんな感じ。
仮想世界のアイテムを仮想世界で詐欺したわけだが、交換条件を出して現実通貨を利用してアイテムを手に入れる事をそそのかしたのにも関わらず、契約が不履行である、というのがポイントかもしらん。